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ここの木の家具・北海道プロジェクト

Kokonoki no Kagu Hokkaido Project
北海道の木で
家具をつくる取り組み。

旭川家具では、国内はもちろん世界的な森林環境における問題に目を向け、北海道産材の活用を推進する「ここの木の家具・北海道プロジェクト」を2014年からスタート。木を長年扱ってきた経験に基づいて「自主基準」を設け、積極的な活用と品質維持に取り組んでいます。

今では約7割の旭川家具が
北海道産広葉樹で作られるまでに成長

北海道産広葉樹の使用率を増やし続け
今では「5割」を超えるまでに

2014

2023

私たちは、北海道の木で
家具をつくる努力をします。

北海道産広葉樹の使用基準
1.樹種:カバ、ナラ、タモ、クルミ、サクラ、イタヤカエデ ほか
2.定義:木部の外観表面の80%以上が北海道で伐採された広葉樹であること。

世界の森林資源の現状

東京ほどの面積の森が
1週間ごとに失われている。

近年、世界各地で深刻な被害をもたらしている異常気象に、森林破壊が深く関わっていることは周知の事実です。しかしながら、世界の森林は今もなお減少を続けており、国連の報告によると、2015年以降毎年失われる天然林の面積は、約10万平方キロメートル。これは、東京都と同じくらいの大きさの森が、今も1週間ごとに失われ続けているということになります。

日本人も関与している?
世界の違法伐採問題。

森林減少の要因のひとつに「違法伐採」が挙げられます。日本との貿易上重要な国であるインドネシアやロシアでも違法伐採は問題視されており、違法に伐採された木材が家具や紙類など様々な形で日本に輸入されていることも事実です。私たちは、こうした違法に伐採された木材を決して使用せず、持続可能な森との付き合い方を守り続けています。

輸送にかかるエネルギーも
無視できない環境負荷。

日本の木材自給率は41.8%※1と年々上昇傾向にあるものの、8,000km以上遠く離れた国から輸入する割合が40%と高く、それらの輸送に大量の化石燃料が使われている実態があり、この輸送時のエネルギー消費も無視できない環境負荷です。私たちは、こういった視点からも国産材さらには北海道産材の使用を推進する取り組みを続けています。

※1:2020年現在 林野庁「令和2年木材需給表」の公表についてより
出典:エレミニストウェブサイト

日本の森林資源の現状

日本の森林率は
主要国で世界第3位。

「日本の森林が枯渇している」「いい材料がどんどんなくなっている」と言われ続けて数十年が経ちます。しかし、林野庁のデータからは意外な結論が読み取れます。日本の森林率は、主要国世界第3位と高く、森林資源量もこの50年間で3倍近くにもなっており、国土面積のうち森林面積はおよそ70%を占めます。それは、「日本の森林には木が有効に利用されずに余っている」という意味にほかなりません。

ふえすぎた「花粉」は、
杉の悲鳴。

戦後、針葉樹を植えるだけ植え間伐せずに放置したため、光が入らず太れない木が密集し、森は不健康になりました。スギ花粉の問題は、木が必死で子孫を残そうとした結果なのです。広葉樹も植樹後は手入れをしなければなりません。そうして成長した分を活用することで森は健康になっていきます。「手つかずの森」は素晴らしいと思いがちですが、森の生態系を守るためには、むしろ人間の積極的な関与が欠かせないのです。

※林野庁ホームページ参考

北海道は全国の3割近い
広葉樹資源を持っている。

かつて広葉樹王国と言われた北海道は、80年代半ばまでに太く優良なナラやセンの木を大量に欧米などに輸出してしまいました。しかし木はつねに成長しており、広葉樹資源の総量は減っていないことがわかっています。実際、日本の森林資源における広葉樹の割合が29%であるのに対し、北海道の広葉樹の割合は48%であり、これは全国の3割近い広葉樹資源を北海道が持っていることを意味します。

北海道遺産としての旭川家具

北海道遺産は、北海道民全体の宝物として選ばれた、次の世代へ引き継ぎたい有形・無形の財産。北海道の豊かな自然、歴史や文化、生活、産業など、各分野から道民参加によって選ばれている全74件の北海道遺産の一つに旭川家具は選定されています。

織田コレクション

織田コレクションは、椅子研究家の織田憲嗣氏が長年かけて収集、研究してきた、20世紀のすぐれたデザインの家具と日用品群。その種類は北欧を中心とした椅子やテーブルから照明、食器やカトラリー、木製のおもちゃまで多岐にわたり、さらに写真や図面、文献などの資料を含め系統立てて集積されており、近代デザイン史の変遷を俯瞰できる学術的にも極めて貴重な資料です。旭川家具は、織田コレクションが旭川へ移転したおよそ30年前から長きにわたり、様々な形で織田コレクションを支援し続けており、2017年の東川町による公有化後も支援・協力体制を構築し、織田コレクションを通じた文化活動の推進に取り組んでいます。

木を通じた教育活動

北海道が推進する「木育」を、家具産地として積極的に取り組んでいます。木育とは、子どもの頃から木を身近に使っていくことを通じて、人と、木や森との関わりを主体的に考えられる豊かな心を育む取り組み。(北海道ウェブサイトより一部転載)旭川家具は、特に家具産地で育つ地元の子どもたちに「木」や「家具」を身近に感じてもらえるよう、木育ワークショップを積極的に開催。2023年には、主たる会場となる旭川デザインセンターに、木工体験をお楽しみいただける専用の工房「ADC LAB」を新設するなど、木を通じた教育活動を強化し続けています。

次世代を育成するための取り組み

若手職人の技能向上に向け、官民一体、産地一丸で様々な取り組みを行っています。中でも「技能五輪」への参加・出場はその中心的存在です。技能五輪とは、23歳以下の若手職人・技術者が技能レベルを競う競技会で、旭川地域は歴代多くのメダリストを輩出し続けています。さらに、全国大会で上位入賞を果たすと2年に1度開かれる国際大会へ出場することが出来、旭川地域は8大会連続出場を果たしています。

旭川家具No.1職人を決定する
旭川木工技能競技大会

技能五輪をはじめ、産地一丸で取り組んできた次世代を育成する取り組みをさらに発展、強化すると共に、産地を作り手から活性化することを目指し、「旭川家具No.1職人」を決定する「旭川木工技能競技大会」を2022年に創設。旭川家具の大小様々なメーカーから職人が集結し、日々の仕事はもちろん、自主的に鍛え上げた技とメンタルで熱い戦いを繰り広げ、メーカーの垣根を超えた産地全体の一体感や盛り上がりを醸成しています。

ここの木の家具
北海道プロジェクト

旭川家具では、国内はもちろん世界的な森林環境における問題に目を向け、北海道産材の活用を推進する「ここの木の家具・北海道プロジェクト」を2014年からスタート。木を長年扱ってきた経験に基づいて「自主基準」を設け、積極的な活用と品質維持に取り組んでいます。

今では約7割の旭川家具が
北海道産広葉樹で作られるまでに成長

2014

2023

北海道産広葉樹の使用基準
1.樹種:カバ、ナラ、タモ、クルミ、サクラ、イタヤカエデ ほか
2.定義:木部の外観表面の80%以上が北海道で伐採された広葉樹であること。

旭川家具の植樹活動

家具を作るために「木を伐るスピード」を「森が育つスピード」に合わせることが、旭川家具を長く作り続けていくことに繋がる。この考えの元、1992年に一部のメーカーから始まった植樹は、2004年に旭川家具工業協同組合組合の主催となり、以降、業界全体の活動と位置づけて取り組み続けています。私たちは、「知的循環型社会」を目指し、これからも新しい木を植え、森を育て続けて行きます。